先日開催された『第四回和楽器展示会』に三味線製造の職人さんがきていました。
この日は三味線の修理道具なども持ってきており、せっかくなので職人さんが普段どんなことしているのか、少し見せていただきました!!この日は出荷前の工程や三味線が痛んでいないかを確認作業の簡易版を実演していただきました。
まずこの長い板。こちらの長い木の板は三味線の定規だそうです。三味線にあてがい歪みなどを確認します。
三味線の種類によって異なりますが、細棹の場合は面と板の間に隙間が空いていることが大切だそうです。
隙間が空いているのが見えますか?わずかな隙間ですが、これも空きすぎていてもダメでこの隙間の幅なども確認するそうです。
ちなみに、この板と棹を一緒に持つのはコツが必要で難しいそうです笑
似たような板状の道具でカンベリ具合などもチェックしています。
こんな道具も登場!!こちらが継手部分の歪みなどを確認する道具だそうです。
継手に当てて確認をしています。確認するスピードはとても早く、すごい手際です。
当てた時に、削れている部分はないかなどを確認するそうです。今回の三味線は今の所問題ないという感じでした!!
ちなみに、この金属がついた道具や先ほどの板ですが、職人さん手作りとのこと。三味線の製造・修理・メンテナンスに使う道具は職人さん自ら作ることも多いそうです。確かに特注するのは大変ですが、作るってすごいですね。さすが職人さんです!!
なんと東さわりもチェック!!極小のネジを外し三味線から東さわりをはずして、バネの具合などを確認しています。
東さわりって分解するとこんな感じになっているんですね…普段中々見ることのできない状態に驚きです。仮に自分で分解したら元に戻すことができないんじゃないかと思います。
まとめ:職人さんの仕事ってすごい!!知れば知るほど奥が深くてカッコ良い!!
三味線職人さんのお仕事の内容、少しだけでしたがいかがでしたでしょうか?
この日は休憩スペースで確認を行なっていたので簡易的なチェック工程でしたらが、それでも職人さんの手際の良さや仕事ぶりに感動しました。
普段見ることのできない職人さんの仕事内容を少しでも知ることができてとてもワクワクしました。
こうやって職人さんがどんなことをしているのかなどが発信し、興味を持ってくれる人が少しでも現れたらとても嬉しいですね。
本当に職人さんって素晴らしいしカッコ良いです!!今後機会があったらより詳しい製造工程などを拝見してみたいです!!
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