太鼓芸能集団「鼓童」
日本の和楽器の中でも圧倒的な音量と迫力を持つ楽器「和太鼓」。和太鼓を扱うプロ集団「太鼓芸能集団 鼓童」。数多くあるプロ集団の中でもトップクラスに位置する知名度と技術力を持っています。
ストイックで圧倒的な練習量を誇る鼓童の演奏は、迫力と繊細さが同居し、見るものを魅了します。
また、楽曲は150を超えるほど多様で一つ一つの曲に個性が見えるほど完成度が高いものになっています。
歴史・背景
鼓童は1981年のベルリン芸術祭でデビューを飾りました。そして現在に至るまで50を超える世界中の国々で6000回以上の演奏活動を行い、その音楽性が高く評価されています。
また、歌舞伎俳優である坂東玉三郎さんを演出監督として招聘したりと、太鼓という枠だけにはまらない活動をしている背景などもあります。
鼓童公式HP 鼓童について より
本拠地
鼓童の本拠地は佐渡南西部に位置する小木半島の中央部「鼓童村」です。ここで様々な公演の練習や打ち合わせなどが行われています。また、未来の鼓童メンバーである鼓童研修生も鼓童村で自給自足の生活を行い、日々練習に励んでいます。
鼓童村は見学やワークショップ等がたまに開催されており、実際に鼓童メンバーと同じ空気を味わうことができます。
和楽器メディアが感じる「鼓童の魅力、ココが熱い!!」
鼓童の魅力はなんといっても”音楽としての和太鼓”を感じる部分です。
和太鼓は動きもあるパフォーマンス性の高い楽器です。その反面そこにフィーチャーしやすく、し過ぎてしまうという部分もあります。
その中で、鼓童の和太鼓は”太鼓の音”に対してのこだわりが伝わってきます。
オーケストラのようなアンサンブル、音の交わり方を楽しむことができる和太鼓だと思います。
伝統的な和太鼓の打ち方から、新しい和太鼓まで、様々な知識と技術を体得しているからこそできる演奏です。
そして鼓童の熱い部分は”和楽器の枠に収めない新たな挑戦”です。
鼓童は存の和太鼓という枠から飛び出し、和太鼓というものの可能性を追求するため様々な取り組みをされています。
2018年と開催されたバーチャルシンガー”初音ミク”とのコラボライブ「初音ミク×鼓童 スペシャルライブ 2018」や、若手メンバーによる和太鼓という概念が変わるような異色の公演「巡 -MEGURU-」など驚くような公演が多く開催されています。
特に2018年に開催された「巡 -MEGURU-」はマリンバと和太鼓という今までにない曲になっており、是非聞いて欲しい曲です。
まとめ「伝統と可能性が共存する、日本が誇る芸能集団」
鼓童の太鼓は伝統的な太鼓から時代に即した太鼓まで、和太鼓という楽器が持つ良さ、可能性が共存しています。そして、慢心せず常に向上していこうという志しも素晴らしいと思います。
これから10年先、20年先鼓童が更に活躍し、たくさんの新しい和太鼓の景色を見せてくれる日が楽しみですね。
鼓童の情報はこちらから!!
コメント
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[…] 鼓童www.kodo.or.jp日本でトップクラスの和太鼓集団『太鼓芸能集団 鼓童』を紹介日本の和楽… この記事を書いた人稲毛 […]