先日津軽三味線の方とお話する機会がありました。その方は演奏の上手さもすごいのです、津軽民謡に対しての知識の深さがとても深い方でした。
「5~60年近く昔のもので、ネットなどに細かな情報がない曲や音楽の正確な知識やルーツをどのように得るのか」とお伺いした所、とても面白くためになる方法を教えていただいたので、紹介します。
たどるルーツが登場・題材にしている小説などを読む
この方の場合は津軽民謡なので、津軽民謡が登場する、または題材にされた小説を読むそうです。
確かに小説は書いてそのまま出版ではなく、「校正・校閲」を行い、矛盾がないか、時代を元にするものであれば事実に沿っているかなどをチェックするので、情報の担保が取れていますね。
カセットやレコードの解説から知る
カセットやレコードなどに付属されている解説書から情報を得る方法もあるそうです。
元々は情報を得る為に集めていた訳ではないそうですが、解説書を読み解くと色々な情報の中にしっかりとした事実や史実がちゃんと書かれているそうです。
これは驚きでした。こういった解説書って読まない方も多いのではないでしょうか?または読んでもさらっと読むくらいだったりと。
演奏や音楽に目がいきがちですがこういった所に重要なものが書かれていたりするんですね。
実際に足を運んでみる
やはり実際に足を運ぶのも重要な方法だそうです。
津軽民謡であれば、津軽にある民謡居酒屋で当時のことを知っている方がいらっしゃるそうなのでそういった方からお話を聞き、当時の出来事や知識を得るそうです。
百聞は一見にしかず、とはよくいったものですね。
まとめ:色々な角度からアプローチすべし!!
本にまとまっていれば簡単かもしれないですが、そうでない情報を得る場合は色々な角度から探すことが大切だということを教わりました。
和楽器をやる時はルーツを辿ることが多いと思うので、皆さんも今回教えていただいた方法などを活かしてルーツを辿ってみてください!!
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