何故『楽譜通りに演奏する』ことが大切なのか?その理由を考えてみた。

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音楽をやる人なら、楽譜通りに演奏しなさいという話はよく聞くかと思います。

あまり深い疑問に感じたことはなかったのですが、改めて思うとなんでなんだろうと思いました。また、人に教える時などに「昔からそうだからそうなんだ」というのは良くないですよね。

なので今回は何故『楽譜通りに演奏するのか』を自分なりに考えたものをコラムとしてまとめました。

大きく二つの理由『リスペクト』と『表現』

楽譜通りに演奏する大きな理由を二つ考えてみました。一つは『リスペクト』、もう一つは『表現』です。

それぞれどう言ったことなのか、次の見出しで説明していきます。

『リスペクト』としての楽譜通り

曲を演奏するということは、多くの場合で誰かが作ったものを演奏するという事です。曲があるからこそ、楽器を音楽として再構築して奏でることが可能なのだと思います。

そうした時、再構築を可能にしてくれる曲を作った人への『リスペクト=敬意』は大切なことだと思います。しかし、そのリスペクトを音色で表すことは難しいと思いますし、リスペクトの為だけに演奏するわけではないと思います。

そこで楽譜通りに演奏し、作曲者の意図を汲むことがリスペクトへ繋がるのではないかと考えています。

「曲は使うけど自分のやりたいようにやる、楽譜なんて知らない」というのは筋が通らないでしょう。それならば自分で一から曲を作って好きなようにアレンジすべきかと思います。

自身の『表現』としての楽譜通り

楽譜通りに演奏し、その曲に込められた作曲者の意図を理解したり、曲に乗っている技術を会得する事は自身の『表現』の幅にも繋がってきます。

自分の中の世界は思っている以上に狭いものです。様々なものを見て、感じることで世界は色々な方向に広がっていきます。楽譜通りに演奏することは、他人の世界を垣間見て見聞を広げてくれるきっかけになると考えました。

他人の歩んできた道、感じたもの、景色、色などを曲から感じ、自分の中の世界や引き出しにしていくことは最終的に自分の演奏を豊かにしてくれるのではないでしょうか。

もし自分の都合ばかりでアレンジしてしまっては、自分の世界は広がらず、結果として同じ演奏、表現になっていくとも感じました。

曲の『表現』としての楽譜通り

表現に関しては、楽譜通りに演奏することでその曲の良さを最大限に『表現』できるということもあるかと思います。

曲は作曲者が伝えたいことや表現したいことがあって誕生し、楽譜には作曲者の想いが技法や音となって現れます。音の重なりや細かい音、大きな音や綺麗な音など、たくさんのことが楽譜には詰まっていますよね。

それらは簡単なものばかりではなく、演奏者が想像する以上に複雑で、ちょっとした違いでも崩れる場合があったり…崩さずにその曲の持つ音を出すにはやはり楽譜に書かれていることを忠実に再現する必要があります。

楽譜通りに演奏することで、その曲の持つ良さを最大限に引き出す。これが大切で、だからこそ楽譜通りに演奏するということではないかと思います。

アレンジはいけないわけではない。しかし…

楽譜通りに演奏することの理由について考えましたが、かといって楽譜のアレンジがいけないかと言われると、そうは思っていません。演奏場所や時間、環境によってアレンジをする必要がある場面もたくさんあると思います。

しかしだとしても、まず一度はしっかりと楽譜通りの演奏ができるようになってからのアレンジかなと思います。

リスペクト、曲の表現といった面からもですが、楽譜通りの演奏をすることでその曲の理解度を深め、より深いアレンジも可能になると思います。

 

楽譜通りに演奏することの大切さを考えて…

楽譜通りに演奏することってやはり大切だなと感じました。

自分自身も曲を書きますが、演奏する人には曲に込めた想いや音を大切にして欲しいって思います。また、演奏するときは同じく曲を大切にしていきたいなとも思いました。

あまり堅く考えすぎもよくないですが、ラフ過ぎるのもよくないですね。何事も塩梅が重要です。

今回の『楽譜通り』はあくまで私自身の考えです。これはきっと皆さん一人一人が意味を考えることも大切なのかなと思いました。もし考えた結論が「楽譜通りでなくて良い」となった場合はそれで良いのではないでしょうか。

問題は考えずに「誰かが言っていたからこれで良いんだ」ということです。常に考えて工夫する、それは演奏やアート、表現に携わるものに大小あれども果たすべきものの一つなのかもしれません。

『楽譜通り』以外にも何気なく言われて当たり前と思っていることも、改めて考えてみると深かったりします。また、当たり前のことの理由を考えることは新たな気づきや成長にも繋がりますね。

『なぜ』を大切に音楽向き合ってみてはいかがでしょうか。

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