和楽器メディアインタビュー 〜太鼓芸能集団「鼓童」北林玲央さん、米山水木さん〜

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インタビュー
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Photo by 岡本隆史

 

2020年11月より、太鼓芸能集団「鼓童」の創立40周年記念公演企画が始まり、12月17日からは「鼓童ワン・アース・ツアー2020〜鼓」の東京公演も開催されます。

 

今回は「鼓」に出演される若き鼓童メンバーの北林玲央さん、米山水木さんのお二人にお話を伺いました。お二人のお話と共に、「鼓」について紹介させていただきます!!

 

まずは今回お話を伺った北林玲央さん、米山水木さん、お二人についてのご紹介です。

北林玲央さん

小学4年生の時に太鼓を始める。2013年研修所へ入所。2016年より正式メンバー。舞台では主に太鼓を担当。「螺旋(海外タイトル「Evolution」)」では、タイトル曲「螺旋」と「綾織」に抜擢。大太鼓の裏打ちから担ぎ桶太鼓、桶胴太鼓セットまでしなやかに打ちこなす。芯が強く純粋。弾けるような笑顔が魅力の太鼓打ち。

米山水木さん

2歳から太鼓を始める。2013年研修所へ入所。2016年より正式メンバー。舞台では主に太鼓を担当。即興性に富んだ舞台経験を積む。安定感とパワフルな演奏に、華やかな笑顔が印象的な太鼓奏者。

 

インタビュー

ーこんにちは。和楽器メディアの稲毛です。
 北林さん、米山さん、本日はよろしくお願いいたします。

北林です。よろしくお願いします!!

米山です。よろしくお願いします!!

 

太鼓を始めたきっかけ〜鼓童に入るまで

ーさっそくですが、お二人は和太鼓を小さい頃からやられている
 との事ですが、何か始めた特別な理由はありますでしょうか?

北林:誘われて始めた、という感じなので特別な理由が
   あったというわけではなかったです笑
   
   身近な所に太鼓があった、という感じですね。

米山:私も同じく特別な理由があって、というわけではなく、ごくごく自然に太鼓
   というものがありました。

 

ーお二人にとって太鼓は身近なものだったんですね。

 そこから鼓童へ入ろう!!と思ったきっかけって
 なんだったんでしょうか?

北林:これがあって鼓童に入ろう、というエピソードより、
   鼓童に入るしかないな!と思って入りました。

 

ーすごいですね・・・!!
 それはもう、鼓童に入るぞ?という確信でしょうか?

北林:確信、というよりは鼓童に入る、
   という選択肢しか頭の中になかった、というべきですね笑

 

ー鼓童へ一本道、すごい・・!!

 

 

ー米山さんは鼓童に入ろうと思った
 理由はなんでしょうか?
 

米山:憧れの人が鼓童にいて、「その人と一緒に舞台に立ちたい!」
   という思いがあり、鼓童を目指しました。

 

ー素敵な目標ですね!
 目標が揺らいでしまうことはなかったんでしょうか?

米山:「鼓童で舞台に立つ、憧れの人と一緒の舞台に」
    という気持ちが常にありました。

     高校時代は舞台や照明など様々なことを学び、
     その経験をその先へ役立てていきたい、
     そんな思いだったので、揺らぐことはなかったです。

 

ー揺らぐ事なく先を見据える、
 カッコいいですね!!

米山:ありがとうございます!!

 

ーお二人とも、入るべくして鼓童に入られた、
 という感じですごいです。

 

研修生時代の思い出

ー鼓童と言えば研修生を経て正メンバーになるわけですが、
 研修生時代のエピソードをお聞きしたいです。

北林:そうですね〜〜〜朝が辛かったことですかね笑
米山:同じくです笑

 

ーお二人とも同じなんですね笑
 「朝が辛い」というのは鼓童あるあるなんですか!?

北林、米山:あるあるだと思います笑

 

ー辛いというのはどういった部分なんでしょうか?

北林:朝早く起きるというのもありますし、その後のランニングや
   掃除など、朝からたくさんの事をやる、という部分でしょうか?

米山:とても規則正しい生活で、自己管理なんかも大変だったりしますね。

北林:そう言えば、同室の先輩がいなかった時、
   同室の同期皆誰も起きれなくて寝坊
   してしまった・・・ってことがありました苦笑

 

ー寝坊、それはヤバイですね・・・

北林:はい、、、以降は気を付けるようにしていました。

米山:朝が大変だった、というのは思い出ではありますが、
   やはり研修生時代の2年間はとても濃い日々で、
   毎日がエピソードのような感じでしたね。

     太鼓や舞台を学ぶ為だけの時間、毎日が自分たちにとって
     とても貴重な体験でエピソードですね!!

 

ー太鼓の為の日々、イイですね

 

 

正メンバーになり、変化したこと

ー濃密な研修生時代を経て、準メンバー、
 そして正メンバーになり、変化したことってありますでしょうか?

北林:そうですね。自己管理の意識が変わりました。
   以前は皆での生活の中で、朝起きる時間も寝る時間も決まっていました。
   皆同じ事をして過ごすので、お互いに管理するような感じでもあります。

     しかし、正メンバーになると、その日の中での過ごし方がメンバー事に
     変わってきます。夜遅い日もあれば、朝早い日もあります。

     そんな中で、自分のコンディションを常に良いものに保つ努力や意識を
     するようになりました。

 

ーなるほど、常に最高のパフォーマンスができる
 コンディションを作る。正にプロフェッショナルですね!

 


ー米山さんはどういった変化がありましたか?

米山:目標というものが変わったという所でしょうか。
   
   元々憧れの人と同じ舞台に立つ、という目標を持って歩んできたわけですが、
   舞台に立つことで、さらに自分自身を表現したい、という意識に変わって
   きた気がします。

     もちろん憧れは今でも変わりませんが、さらに先の目標ができた感じです。

 

ー常に先へ先へ、お二人ともさすが
 プロフェッショナルですね!!

 

 

見所、聴き所「鼓童ワン・アース・ツアー2020〜 鼓」

ーここまで様々な質問にお答えいただきありがとうございます!!
 最後になりましたが、今回のツアー「鼓」の見所について教えてください。

北林、米山:今回のツアー「鼓」は鼓童のこれまで、そして
      これからが凝縮された、とても考え抜かれた公演となっています。

        私たち二人が共演する演目も是非聞いて欲しいですが、
        すべての演目が聞きどころになっていますので、
        一曲一曲、楽しみに聞いていただければと思います。

 

ー鼓童のこれまで、これからが凝縮された公演、とても楽しみです。
 特にオススメの曲はありますでしょうか?

北林、米山:そうですね…入破(じゅは)という曲でしょうか。
      
      約15年ぶりの演奏となるこの曲には鼓童の歴史が詰まっています。
      その入破を私たち若手メンバーがたくさん稽古を重ね、今回演奏します。
      先ほどお話した、鼓童のこれまで、これからを感じていただける曲なのでは、
      と思いますよ!!

 

ー入破、ですね。
 楽しみにしています!

 

 

 

ー北林さん、米山さん、インタビューありがとうございました!!
 大変な時期ではありますが、これからも頑張ってください!!

北林、米山:ありがとうございました。
      ツアー「鼓」、皆様のお越しをお待ちしております!!
      そして、創立40周年ツアーの方もまだまだ続きますのでお楽しみください!!

 

 

 

北林さん、米山さん、本当にありがとうございました!!

 

 

以上、北林玲央さん、米山水木さんへのインタビューでした。鼓童ワン・アース・ツアー2020〜 鼓、そしてまだまだ続く創立40周年ツアー、これからどのような企画が登場するのか、楽しみですね!!

中々外出する機会が減ってしまっているからこそ、鼓童の熱い太鼓の音を聞いて、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか〜

 

公演情報「鼓童ワン・アース・ツアー2020〜 鼓」

創立40周年ツアー 第一弾鼓童ワン・アース・ツアー2020〜鼓 - 太鼓芸能集団 鼓童
演出船橋裕一郎
出演(予定)齊藤栄一、石塚充、地代純、三浦康暉、池永レオ遼太郎、北林玲央、米山水木、木村佑太、平田裕貴、山脇千栄、定成啓、新山萌、野仲純平
予定演目入破、モノクローム、大太鼓、屋台囃子、族、新曲等
公演予定2020.12.17(木)〜2020.12.20(日)
東京都文京区 文京シビックホール 大ホール

2020.12.23(水)
新潟県新潟市 新潟テルサ

2021年 5月~7月にも公演予定