『影藤』などの新しい三味線を開発する国際三味線コミュ二ティ『撥道』。
今回は撥道で販売されている鮮やかな棹が特徴的な三味線『Sakura』を紹介します。桜を連想させる綺麗な色が目を引く美しい三味線です。
三味線『Sakura』とは
『Sakura』はは”パープルハート”をという紫色が特徴の木材が使用して作られた三味線です。
これは、三味線の主材木である紅木が世界的にも希少なものとなり、持続的な生産が難しくなりつつある事態を鑑みて、新たに考案されたそうです。
パープルハートは世界中で確保できる木材な上、耐水性や硬さなども優れています。
紅木に劣らない木材ということで次世代を期待される木材です。
『Sakura』の特徴:美しい色
『Sakura』の特徴は何と言ってもその色です!
紫色の棹に桜色のアクリル糸巻きが『桜』を連想させます。
写真の『Sakura』は明るさを調整しただけのもので、色味などは調整していません。
棹にはっきりと色が出ているのがわかりますね。
棹はニスなども塗っておらず、光沢が出るまで職人が丁寧に磨き、仕上げています。
胴と棹の部分の写真を見ると色の違いが一目瞭然です。
『Sakura』の使用感
『Sakura』のパープルハートは硬さも重さもあり、演奏するには良い感じです。
その重さは座ればしっかり膝に乗り、立って弾けば負担にならない程よい重さです。
一見すると軽い、脆そうといった雰囲気なのですが、実際に持ってみると印象が変わります。
また、紫と桜色という組み合わせですが、男女問わず持っても違和感ない色合いです。
▼乳袋は通常の三味線と同じくらいの大きさ
▼糸巻きは棹の色にあった桜色です。
まとめ:『Sakura』他にない色合いと質感が素敵な三味線です。
撥道の三味線は毎回本当に色々な工夫がされていて面白いですね。
『Sakura』三味線は撥道ウエアハウスでお買い求めいただけます。
▼『Sakura』紹介ページ
おまけ:細棹仕様のSakuraも作成可能!!
細棹仕様『Sakura』を作ることも可能だそうです。過去に細棹版の『Sakura』も作成したそうです。
基本的には受注生産なので、お問い合わせから受け付けているそうです。
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