福田蘭童作曲の『月草の夢』を紹介。美しい旋律を奏でる一曲。

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曲紹介
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月草の夢の作曲者

ねずみ車は福田蘭童氏作曲の尺八曲です。

福田蘭童氏と言えば、利根の舟歌や月草の夢を始めとして、数多くの曲を作曲された方です。中でも、1950年代のNHKのラジオ「新諸国物語」の笛吹童子のテーマはかなり有名どころではないでしょうか。

 

月草とは

曲名にも使用している月草とはそもそも何なのでしょうか?

月草とは、一般的には『露草』と呼ばれるツユクサ科の植物で、7〜8月ごろに咲く花です。
朝咲いたらその日のうちのしぼんでしまうなんとも儚い花なんです。

月草の秋の季語にもなっていて、月草を詠んだ句もあったりします。

 

ねずみ車の構成

  • パート :2パート(ピアノ、尺八 八寸 ※尺八のみでも可)
  • 演奏時間:3~4分前後

 

月草の夢の特徴

『月草の夢』はピアノと演奏するというのが特徴的な曲です。

尺八だけでもできるのですが、ピアノが入るとガラッと雰囲気が変わります。
YouTubeなどでも、ピアノと弾いている動画がとても多いです。

もちろん、尺八の独奏でもとても美しい曲です!!

 

月草の夢の曲調

全体的にゆったりと切なくも美しいメロディです。

冒頭は静かにゆったりと、花の咲き始めを連想させます。
しかし中盤入ると一転、小気味好い明るめの曲調になり、陽の下で咲く月草が見え…
終盤でまたゆったりと切ない曲調に戻り、しぼむ月草の最後を感じさせます。

曲自体も長くなく、咲いてはしぼんでしまう月草の儚さが描かれているような曲調となっています。

 

月草の夢の難易度

難易度は結構高めです。

ゆったりとした曲調なので、吹くこと自体は簡単です。
ですが、そのゆったりとした曲調にどう色をつけるかがとても難しいです。
ただ吹くとのっぺりとして、楽譜をなめただけの演奏になってしまします。

また、技術的にも小さい音や美しいロングトーンなど、簡単そうに見えてしっかりやると難易度は高い曲です。

 

まとめ:尺八の美しい旋律を知ってもらうのに最適な一曲

難易度は高めですが、是非吹いて欲しい、聴いて欲しい一曲です。

福田蘭童氏の作品は、尺八の持つ美しさや面白さ、奥深さがわかりやすく伝わるものが多いと思っています。その中でも、月草の夢は旋律が本当に美しく、尺八を知ってもらうにはとても良い曲です。

尺八だけでも吹けて、気軽に吹ける曲なので是非いかがでしょうか。

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