皆さん、太鼓を運ぶ時どんなことに気をつけていますか?
太鼓は頑丈でありながらも、繊細な楽器です。ちょっとした歪みが破損を生じさせることがあります。
太鼓の破損は演奏中より、運び出す最中や、管理している際のほうが起こりやすいです。
なので今日は運び出す最中にちょっとでも太鼓にダメージを与えない方法を考えることは、大切なことです。
太鼓を傷つけずに運ぶ、湿気に注意するなどは基本かと思います。今回は簡単にできる、運搬時にも太鼓を大切に扱うポイント三つ紹介します。
ポイント1『面や胴に身体をつけない』
面は太鼓の中でも平らな箇所なので、持ち運ぶ際に安定させやすい箇所です。
なので、太鼓の胴についている取っ手などを持って、面を体に密着させて運ぶ方法などを見かけることがあります。
持ちやすさという意味では安定して良いのですが、面が体に触れているため、身体の汗や湿気などの影響を直接受けます。
ですので取っ手を持って、なるべく面に触れないように持ち運ぶのがベストです!!しかし、胴も身体がべったり触れていると良くありませんので、なるべく身体と太鼓が触れないように運ぶのが好ましいです。
ポイント2『カバーの湿気に注意』
太鼓のカバーは湿度を一定にしたり、雨の日など、濡れないようできてとても便利です。
しかし、「カバー自体の湿気」に注意です!!
カバーそのものが湿気っているとカバーとしての機能を果たせません。むしろカバー内の湿気をもろに吸ってしまうのでかなり危ないです。
結構ここは見逃しがちなポイントです!!
室内練習などで室内自体の湿度が上がっていると、カバーも水分を吸ってしまいます。そのケースに太鼓をしまうと、太鼓がカバーの水分を吸ってしまって傷んでしまいます。これは、雨の日なども一緒です。
カバーもそのまま放置するのではなく、湿度の影響を受けづらいところに置いておくか、カバー用のケースにしまうなどの工夫をすることで対処が可能です。
ポイント3『皮の耳を持たない』
これは耳がついた太鼓の場合のみの話ですが、あまり太鼓の耳は持たない方が良いというポイントです。
耳がついた太鼓は、耳が持ちやすく、取っ手代わりとして使ってしまいます。そうすると、耳がだんだんと伸びてきたりしてしまいます。
その状態がさらに続くと、耳が切れたりすることなどもあります。それは、太鼓へのダメージもですが、持ち運ぶ際に急に切れたら持ち運んでいる人の怪我にもつながります。
耳がベロベロになっていると見栄えもあまり良くないですよね。
ですので、太鼓を持つ際はちゃんとした取っ手を持つようにしたいですね。持つ場合も、取っ手も一緒に持ってなるべく耳への負担を少なくするなどの工夫をするのが好ましいです。
まとめ:できることから気を遣って太鼓を長く大切にする!!
結局のところ、自分が楽な持ち方をせず、「太鼓へのダメージを抑える」、「太鼓への負担を考える」ことが大切です。
太鼓を持ち運ぶ際のポイント、簡単な話ですが、以外と実践させていない場合が多いですので、改めて見直して、太鼓を長く大切に使ってあげてください!!
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