箏柱ってなに?初心者でもわかるように解説してみた

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基本を知る
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みなさんこんにちは。
今回は箏で使われる箏柱ことじ(柱じ)について解説していきます。

箏柱ってなに?
こじ、まごじって?

こんな疑問に答えます。

 

箏を始めた当初、僕は箏柱について何も知りませんでした。
みんなが”お柱じ”と呼んでいたため、「叔父?」と勘違いしたことも……。

「叔父」と勘違いして恥ずかしい思いをしないよう、しっかり紹介していきますね。

この記事を読めば、箏柱について自信を持って説明することができるようになります。

箏柱って何?

箏柱とは、箏の胴に立てて絃を支える柱のこと。
位置を変えることによって音の高さが変わります。

通常の箏には13本の絃があるので、普通に弾けば13種類の音になりますよね。
でも『押し手』という技法を使えば、音の種類は格段に広がります。
やり方は簡単で、箏柱の左側の絃を左手で押しながら弾くだけ。

絃が胴につくくらいしっかり押して弾くのが全押し。
半分くらい押して弾くのが半押しとなります。

箏柱は何でつくられてるの?

箏柱は何でつくられているのでしょうか。

これまでは象牙から作られていました。
しかし現在では、樹脂製の箏柱が多く使われています。

また、最近では新しい素材の箏柱も増えています。
Sera Creationsで開発された箏柱は70%近くが有機素材。
そのため、非常にエコなアイテムで環境にも優しいのがいいですね。

箏柱の呼び方

箏柱にはさまざまな呼び方があります。
代表的なものをピックアップしてみました。

  • 箏柱(ことじ)
  • 柱(じ)
  • お柱(おじ)

一番メジャーなのは箏柱ですかね。
字面で見ると一番わかりやすいのがこれです。

そして柱(じ)。
あまり柱と呼ぶのを聞いたことはないですが、一定数はいる模様です。

「お柱」は柱に丁寧に「お」をつけたもの。お上品ですね。
僕の周りでは「お柱」と呼ぶ人が多かったイメージがあります。
やはり「柱」だけだと呼びにくいのかもしれません。

子柱、孫柱って?

子柱(こじ)、孫柱(まごじ)という柱があります。
一体なんなのでしょうか。

これは通常の柱よりも小さいサイズの柱のことです。

柱>子柱>孫柱

というイメージですね。

調絃で低い音に合わせる際、通常の箏柱だと大きすぎて合わせられないことがあります。
それ以上箏柱を奥に動かせない状態ですね。

それを解決するのがこのこじとまごじ。
こじで調整してみて、それでも難しければまごじを使います。

箏柱の子供と孫だと思えばイメージがつきやすいですね。

和楽器メディア

叔父と子と孫…複雑な家庭なんだろうか……

そんな風に思ってた時期、僕にもありました。
実際は叔父ではなく「お柱」ですからね!

新しい箏柱の可能性

箏柱は新しい可能性を秘めています。

箏柱なんてどれも同じでしょ?

いえいえ、箏柱は進化しています。

 

最近では新しい素材や新しい形状の箏柱が開発されました。
以前紹介した『Sera Creations』の箏柱ですね。

Sera Creations開発の新素材『箏柱』を紹介!箏柱で音をカスタマイズする。
箏柱といえば、箏を弾く上でとても重要なアイテムですよね。 今回はその箏柱を使っ...

箏柱によって音色が変わるというすごいアイテムです。
もちろん弾き方等によっても変わるので一概には言えませんが、箏の新しい可能性となること間違いなしですね。

『Sera Creations』の箏柱はひとつからでも購入できるそうなので、気になる方は試しに使ってみるのもありです!

箏柱 | Sera Creations
音色・形状ごとの比較音源(演奏者: 箏男kotomen 大川義秋) 市販箏柱と新箏柱による演奏の比較音源(演奏者: 箏男kotomen 大川義秋) 「箏柱で音をカスタマイズする」という新発想 ※実用新案取得 日本の竹由来セルロースナノファイバーを業界で初採用

箏柱についてのまとめ

箏柱とは、箏の胴に立てて絃を支える柱のこと。
最低限これだけは覚えておきましょう。

箏柱は箏を弾く上では欠かせないアイテム。
落として欠けないよう、扱いには十分注意してくださいね!

ぜひこの知識を覚えて、今後の箏ライフに役立ててください。