日本国内で三味線の製造、修理を担う国内大手メーカー「東京和楽器」が廃業することとなった。国内有数の製造技術を持ったメーカーが廃業する。これは大変な出来事である。
東京和楽器は、国内で作られる三味線製造のほとんどを担っている。また、新造だけでなく三味線の修理なども東京和楽器によるものが数多く存在している。
そして、三味線奏者にも人気の螺旋の糸巻きや、緩まない糸巻きなど、独自の商品も東京和楽器が手掛け、製造しているのである。
これらの全てがストップしてしまった場合、三味線の業界が今まで通り立ち行くのだろうか。更にはこの出来事から業界全体に不安の波が更に押し寄せるかもしれない。
「もし東京和楽器さんがなくなったら和楽器の世界はヤバイね」
なんて話はよく聞く冗談話だった。和楽器が売れづらくなり、それでもそこが潰れることはないだろう。皆そのように思っていた節がある
しかし、その日は訪れたのである。
大手メーカーがなくなる日が本当に来ると誰が考えただろう。和楽器の世界は大変だけど、それでもなんとかやっていて、これからもどうにかなる。そう思っていた人が大多数ではないだろうか。
この事実に対して、私たちは今一度この業界の未来について考えなければいけないのかもしれない。
コメント
和楽器は日本の伝統楽曲です‼️
伝統楽曲が断たれたら大変です‼️