今回は福田蘭童作曲の可愛らしい尺八曲『ねずみ車』を紹介します。
ねずみ車の作曲者
ねずみ車は福田蘭童氏作曲の尺八曲です。
福田蘭童氏と言えば、利根の舟歌や月草の夢を始めとして、数多くの曲を作曲された方です。中でも、1950年代のNHKのラジオ「新諸国物語」の笛吹童子のテーマはかなり有名どころではないでしょうか。
ねずみ車の構成
- パート :4パート
- 演奏時間:3~4分前後
ねずみ車の曲調
その名前の通りねずみが滑車を走るような軽快さをイメージした曲です。
「ツッタッツッタッ」というベースの尺八のリズムが軽快さを生み、その上に色々な音が乗っかってきます。
所々で美しく音が重なったりと、短い曲ながらも緩急があるのも特徴です。動画のねずみ車でも、尺八の音色が美しいハーモニーを奏でています。
ねずみ車の難易度
ネズミ車はそこまで難しくはありません。尺八一年生でも夏くらいから練習できるかなというような感じです。
「ツッタッツッタ」というベースリズムを軽快に刻むのは、テンポキープやなどの良い練習にもなります。
ベースリズムではないパートは出だしに16分の細かいリズムが出てきます。そこが少し難しいですが、基本的にはそこまでの難易度ではありません。
まとめ:ねずみ車、可愛く走るねずみに思いも馳せながら吹く一曲
ねずみ車は、聴いていて楽しく、吹いていても楽しい曲です。
ミニコンサートなどに吹いても良し!!尺八だからと言って、渋かったりするものばかりじゃない、ということをお客さんに知ってもらう時に吹いても良し!!
色々な場面で活躍する一曲です。もう一曲欲しいなぁなんて場合は是非、ねずみ車をやってみてください。
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