今日は琴の奏法の1つ、「合わせ爪」を紹介します!
「合わせ爪」というのは親指の爪と中指の爪で離れた二弦を同時に弾くことを指します。オクターブになっている二音を弾くことが多いです。

合わせ爪にはよくでてくる弦の組み合わせがあります。それは一と五、二と七、三と八、四と九、五と十、六と斗、七と為、八と巾です。これらの組み合わせは平調子ではオクターブになる二弦の組み合わせです。(平調子は筝曲でよく使われる弦の音の並びのパターンです。詳しくはこちら!)
この組み合わせはよく連続で楽譜に出てきます。
例:春の海
これらの組み合わせをよく見ると、一と五以外は、弦の間隔が同じであることがわかります。二と七以降の組み合わせは4本飛ばしで組になっていますよね?つまり、一と五以外は、同じ幅、同じ手の形で弾けるということです。
お琴を習い始めると、合わせ爪を一と五、二と七、三と八、四と九、五と十、六と斗、七と為、八と巾の連続で滑らかに弾けるように練習します。その際に二と七以降は同じ幅なので、同じ手の形で一本ずつ弦をずらして弾くことで簡単に速く弾くことができます。
ここで弾き方のコツをもう少し教えちゃいます!
弾くときはまず親指を高い方の弦、中指を低い方の弦に当てて、薬指を支えのために中指を置いた弦より一つ手前の弦に添えます。あとは同時に弾きます。これを連続で二七、三八、、、のように行う時には、薬指の支えはない方が望ましいです。薬指は浮かせたまま二七以降は指の幅を変えないように手の形を固定し、手首から位置をずらして弾いていきます。
ちなみにこの合わせ爪によくでてくる組み合わせはばらばらになって登場することもよくあります。低い方の弦を弾いた次の音が高い方の弦、それを一弦ずつずらしていくパターンです。
例:一 五 二 七、、、
このパターンは合わせ爪を分解しただけなので、合わせ爪と同じ要領で二弦に親指と中指を置きます。それから低い方の弦を中指で弾き、手を動かさずに高い方を親指で弾く、手を一弦ずらして弾く、、の繰り返しになります。合わせ爪がきれいに弾けるようになるとこのパターンの譜面もなんなく弾けるようになります。合わせ爪は応用も利く万能な奏法なんです!
ということで本日は、合わせ爪について紹介しました。みなさんがこれから筝曲を聞くときには合わせ爪の音がしないかちょっと気にして聞いてみてください!

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