和楽器といえばその独特な音や揺らぎ、奥行き感が特徴的です。
その中でも和楽器の音の奥行き感、深さを教えてくれるユニットがあります。それは二十五弦箏と尺八で構成されたユニット『URANUS』です。
今は解散してしまいましたが、未だなおとても素敵な音楽として残る『URANUS』という魅力溢れるユニットを紹介します。
『URANUS』とは
『URANUS』は中井智弥さん(二十五絃箏)と岩田卓也さん(尺八)のユニットです。岩田卓也さんの奥深い尺八の音色と、中井智弥さん表現力豊かな二十五絃箏が非常に魅力的です。
結成は2009年、これまで3枚のCDが発表されています。
天王星を指す『URANUS』は占星術などでは独創性や可能性を表しており、『URANUS』の音楽にはその名の通り、これまでになかった新しい音楽の世界が広がっています。
メンバー
- 中井智弥:二十五絃箏
- 岩田卓也:尺八
中井智弥
箏・三絃・二十五絃と様々な楽器を演奏する演奏家。東京芸術大学音楽学部邦楽科に進学卒業。作曲家としても活躍し、様々な作品を生み出しています。
幼少より和楽器に触れ、古典的な箏や地唄三味線などの確かな技術を磨き上げる。その一方で二十五絃箏など近代的な音楽としての和楽器の可能性も追求しています。
中井智弥さんが作曲する曲は幻想的で独創的で、聴いた人が今までにない世界を届けてくれます。
岩田卓也
初代山本邦山に師事し、国際尺八コンクール優勝など様々な経歴を持つ尺八演奏家。
幼少より尺八を吹き、確かな技術力で東京藝術大学音楽学部邦楽科入学する。独創的な尺八を追求し、今までにない尺八の世界を切り拓く。
東京藝術大学を中退してなお独自のスタイルを磨き「国際尺八コンクール」で見事優勝を果たす。『尺八を知らない人へ尺八の素晴らしさを伝えたい』という想いを胸に様々な楽器やジャンルとコラボレーションし、尺八の新しい世界を見せ続けている。
和楽器メディアが感じる「 の魅力、ココが熱い!!」
和楽器の切なくなるほど深い音
『URANUS』の音・楽曲は聴いていると切なくなる程、とても深さを感じます。
和楽器の持つ奥行きをさらに超える深さ、まるで海に沈むかのような音の世界がそこには広がっています。聴いていると時が止まったかのように引き寄せられてしまいます。
切なさの中にある熱さ
『URANUS』の音は深さや切なさだけでなく、心に響く熱さがあります。轟々ではなく、静かに揺らめく炎のような熱さです。
深い音の中に沈んだと思えば、胸の奥を熱くしてくれるようなメロティが突然現れて心を揺さぶります。この振り幅に和楽器の可能性を見ることができます。
まとめ:どの曲も本当にオススメ!まずは一度聴いてください!!
『URANUS』の曲はどれも本当にオススメです。解散してしまったことはとても残念ではありますが、『URANUS』の曲は今でも輝いていると思います!!
今まで持っていた和楽器に対してのイメージが変わるような世界が広がっています。まずは一度聴いて見て、その深さを体感して見てください!!
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