和楽器ユニット『Rin’』が会津の鶴ヶ城で演奏を行ったPR動画が2021年11月12日に公開されました!!令和3年度日本博イノベーション型プロジェクトの一環として開催された演奏と動画配信、『Rin’』の素晴らしさが凝縮された動画となっています!!
今回はRin’とこちらの動画について紹介していきたいと思います。
Rin’とは?
※画像は公式ホームページより引用
Rin’は東京芸術大学の出身の女性和楽器奏者3人「Mana, Tomoca, Chie」さんによる和楽器ユニットです。
2004年にシングル「Sakitama~幸魂~」でavexからメジャーデビューし、2009年まで活動していました。2019年に10年ぶりに再結成され、和楽器ファンの間でも大きな話題となりました。
Rin’が使用する楽器は箏・十七弦・琵琶・三味線・尺八の5種類。ユニット名の由来は”凛とする”という意味と”Ring(輪)”、和楽器の”和”という三つの意味をかけて、演奏を通じて”輪”を作っていきたいということから。
メンバーそれぞれが固定の楽器を弾くことや、箏⇄三味線と切り替えて演奏することはありますが、琵琶や尺八まで演奏する、ということは中々なく、演奏技術の高さだけでなく、表現の幅もとても広いユニットです。
日本博イノベーション型プロジェクトとは?
日本博イノベーション型プロジェクトは文化庁と独立行政法人日本芸術文化振興会で実施された事業で、日本博という事業の一つです。
日本博は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えた外国人観光客の増加などに対して、日本の文化芸術の振興と様々な魅力を国内外への発信を図ることを目的とした事業だそうです。
その中の「日本博イノベーション型プロジェクト」は、総合テーマ「日本人と自然」を掲げ、各地域が誇る様々な文化観光資源を、体系的に創成・展開するし、国内外へプロモーションしようとするプロジェクトに対して支援するという事業です。
※日本博公式ページより参照・引用
宝輪 〜会津鶴ヶ城篇〜について
今回配信された動画についての紹介です。今回の動画は、福島県会津若松にある鶴ヶ城を使用して撮影されています。
鶴ヶ城は今から約630年ほど前(南北朝時代)に、葦名直盛が築いた「東黒川館」がはじまりと言われています。戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として、その名を天下に知らしめました。
明治7年に取り壊されましたが、昭和40年に再建、平成12年には天守に続く建物「干飯櫓・南走長屋」が江戸時代の工法・技術を用いて復元。
天守の内部は博物館となっており会津の歴史に触れることができる施設となっている。平成23年には「赤瓦」へのふき替えを行い、幕末当時の姿を再現しする。現存する天守閣では国内唯一の赤瓦の天守となっている。
※会津若松観光ナビ「鶴ヶ城天守閣」を引用・参照
演奏されている曲は、2021年5月にリリースされた「宝輪」に収録されている曲をメインにセレクトされています。
曲目 1.時空 2.紫のゆかり、ふたたび 3.歳々年々 4.飛鳥 5.Will 6.光明 7.宝輪 8.平安 |
日本らしい美しさや哀愁を感じさせてくれるサウンドだけでなく、EDMのようなダンスミュージックのようなサウンドまで、和楽器ってこういう表現もできるんだ、という和楽器の多様さを教えてくれる動画です!!
お城の素晴らしさと、Rin’の素晴らしさが融合しており、Rin’ のファン、和楽器好きはもちろん、和楽器をこれまで知らなくて、今日この記事を読んでくださった人にも是非みて欲しい作品です。
12月の配信も楽しみです!!
2021年12月には沖縄中城城での演奏動画も配信されます。鶴ヶ城とは場所も雰囲気も異なりますので、どのような演奏が披露されるのか、とても楽しみですね!!
また、興味のある方は昨年に配信された二条城での動画もぜひご覧ください。こちらも鶴ヶ城とは異なる美しさや演出がとても魅力的です!!
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