【和太鼓動画紹介】
No.23 「杉豊太鼓同好会」による和太鼓演奏

今回の和太鼓動画紹介は様々な「杉豊太鼓同好会」による和太鼓演奏の動画です。（動画名：和太鼓演奏「杉豊太鼓」-横浜消防出初式2017）

お面を被って演奏するのには、素敵なコンセプトが込められていました。

和楽器メディアの感想

まず、豊杉太鼓さんのこの動画のコメントには以下のように書いてありました。

「杉豊太鼓同好会」による和太鼓演奏です。
「杉豊太鼓同好会」は、石川県能登地方の和太鼓を浜っ子風に創作し、新しい伝統芸能として「子供からお年寄りまで、一緒になって近所のみんなで楽しめたらいいな。」こんな思いを込めて毎週日曜日にお風呂屋さんの脱衣所を稽古場(けいこば)として、一生懸命稽古して地域や行政などの行事で活躍されています。

「新しい伝統芸能を皆で作る」という想いが素晴らしいですね！！

伝統を作る、伝統にしていくということは生半可なことではないかと思います。でも、そこにチャレンジしてみようと動き、活動するという行動力がとても素敵です。

しっかりとコンセプトがある豊杉太鼓さんの演奏には不思議と引き込まれる空気感がありました。

面をつけるという見た目の風貌もですが、独特のリズムや間、音楽としての組み太鼓にはないものがあります。伝統的な、日本人の内にあるものを引きずり出すような不思議な太鼓です。

豊杉太鼓さんの太鼓を見ると、「揃っている太鼓」「リズムにハマった太鼓」そういうものに慣れすぎている自分を感じました。それこそが素晴らしく、美しい。無意識の内にそれに囚われてしまっていたわけです。

そうでなくとも太鼓の音やリズム感、その良さを表に出すことができる、そういう表現もある、そう感じる演奏でした。心の赴くまま、魂の赴くまま観客を揺さぶる太鼓という感じでしょうか。

今までにないものを感じさせてくれる動画で、とても勉強になりました。豊杉太鼓さんの演奏が伝統になっていったらとても素敵ですね！！

明日の更新もお楽しみに！！

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